
名洗港

千葉県の太平洋岸で唯一の地方港湾です。
開発の歴史は、その時代の時代背景や行政・市民運動などに翻弄されてきました。
1965年(昭和40年)頃に、暴風雨などの際、船舶が避難のために碇泊することを目的とした避難港が建設されました。
1953年(昭和28年)には地方港湾としても告示され、避難港工事後の1966年(昭和41年)から整備を開始しました。
昭和40年代、東京電力による火力発電所の建設も計画されましたが、公害や自然保護などの観点から、議会や市民の反対を受け、白紙となりました。
1991年(平成3年)に「海洋性レクリエーション拠点港湾」として国の指定を受け、1999年(平成11年)7月には銚子マリーナ海水浴場がオープンしました。
引用:とっておき、銚子散歩 / 稲葉 豊和 編著