貴志勝俊さん【(有)エレガンス天昭堂】

貴志勝俊さん【(有)エレガンス天昭堂】

都会のブティックのような派手さはないかもしれない。
しかし地域のお店らしいあったかさの中でずっと大切にしたい逸品に出会える気がする。
そんなエレガンス天昭堂の店主 貴志勝俊さんに話を伺った。

千葉県市原市で生まれ育つ。
大学時代に、天昭堂の跡取り娘であった現在の奥様と知り合い、交際。
自然と週末はお店を手伝いにくるようになり、卒業後は銚子に移住。
結婚して、店長となった。

元々、アクセサリーを身につけておしゃれをすることや機械いじりなど細かい作業が好きだったため、宝飾店で働くことに抵抗はなかった。
ただ人見知りで接客には苦手意識があった。
現在の明るくきさくな印象からは想像できない。
「幼少期は、みんなの前で発表したり目立ったりするのが嫌いで、ボーリングやカラオケは絶対やりたくなかった。」と言う。
そのため銚子に来たばかりの頃は、友人が少なく、自宅とお店を往復して過ごした。

転機は、商売のプラスになればという気持ちで始めた一般社団法人 銚子青年会議所に入会してから。
青年会議所とは経営者や自営業者を中心に、地域や未来のために活動している団体である。
そこで、「いろんな人がいて、いろんな世界があることがあることを知った。
様々な経験をさせてもらい、自分をさらけだすことに抵抗がなくなった。
“人は財産”なので出会いを大切にしたいと感じるようになりました。」
そうしてお客さんと話すのが楽しくなってきたそう。

また会員として自店舗の商売だけでなく、地域のことを考えるようになった。
「銚子の子ども達に“ずっとここに住んでいたい”と思ってほしい。
地元ではないからこそ、海があり緑豊かな銚子に魅力を感じている。
都会のようにビルが建つのではなく、自然を残して守っていきたい。
そのために、声をあげていきたい。」と話し、精力的に活動している。

私生活では3人の子どもを授かり、結婚10周年を迎えた。
「記念にダイアモンドのピアスをプレゼント。
ダイアモンドは変色せず、傷がつきにくいのが特徴。
ピアスを選んだのは、双子の娘が成人したときにそれぞれにネックレスにして譲れるといいなと思って。」
「サプライズといえばそうだけど、勝手にといえば勝手に買ったので自己満足です。」と笑うが、そんな贈り物に憧れる女性は多いのではないのだろうか。

そうやって大切な人が喜んでくれることをしたいと考える人だからこそ、お客さんの商品選びにも真剣だ。
「宝飾品は特別な買い物になることが多いからこそ、いっときではなくずっと喜んでもらえるものを一緒に悩みたい。
5年後もその人が身につけたいと思えるか、10年後は子どもに譲れるか、などと考えながらその人に合ったものをおすすめしています。」
また修理やアフターケアにも力を入れているそう。
「ものは古くなっていっても、それを思う気持ちは色あせない。
明らかにぼろぼろになっていても、直したいと持ってきてくれるお客さんがいる。
そういうものにはその人の特別な思い出がある。
預かるときにその気持ちを汲み取るようにしています。」

「長靴できてくれるお客さんもいるが、それも楽しい」と笑って話す。
何かの節目や記念に、誰かへのプレゼントに、と考えるからこそ、緊張してしまいがちな宝飾店だが、天昭堂には等身大の自分で行くことができる。
自分だけの逸品を選んだら、素敵な店主さんの思い出と共にずっと大切なものになりそう。

銚子でみつけた幸せ
「人は財産」

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