渡辺拓和さん【渡辺印房】

渡辺拓和さん【渡辺印房】

大通り沿い、真っ赤な看板が目を引く。
店内のカウンターには、
美術品のように美しい印鑑が並ぶ。
むかし実家にあった立派な印鑑には、
子供ながら「大事なもの」というオーラのようなものを感じて、
なんだかイタズラできなかったことを思い出す。
大人になった今も、印鑑を前にすると
少し背筋が伸びるような気がする。

代々続く渡辺印房で
現在店主をしているのが渡辺拓和さんだ。
爽やかな笑顔と優しい語り口。
真面目で誠実な印象だが、
ホームページから渡辺さんのブログを見てみると、
お茶目で楽しい一面も垣間見える。
きっとお客様の中には、
渡辺さんとの会話を楽しみに訪れるお客様も多いだろう。

年賀状や名入れトロフィーなど、
文字に関するものならどんなご相談でも
受け付けているという渡辺印房だが、
もちろん一番のおすすめは印鑑。
会話を通してお客様の要望を汲み取り、
喜んでいただけるものを作りたいと言う。

印鑑を作る上で渡辺さんが特にこだわるのは字の形だ。
実は渡辺さんは国家資格である「印章彫刻1級技能士」
という資格の持ち主。
字の形で悩んでいるお客様には
すぐにその場で完成イメージを書いて見せてくれる。
一口に印鑑と言っても、
お一人お一人名前や立場によってベストな字は異なるそうだ。
なるべく多くの選択肢を提案して、
お客様にとって一番いい商品を選んでいただきたいと言う。
何度も買うものではないからこそ、
プロに相談しながら世界で一つの印鑑を作る。
その過程を楽しめるのは地元のお店ならではだ。

仕事をする上での喜びは?との問いに
「お客様のありがとうございましたという言葉とリピートです」
と即座に答えが返ってきた。
『こちらが「ありがとうございました」なのに
お客様に「ありがとうございました」と言っていただける商売なんてなかなかない』
と笑顔でうれしそうに話してくれた。

座右の銘は一期一会という渡辺さん。
仕事や趣味のトライアスロンなど
常に人と人との縁を大切にしている。
商品の素晴らしさや技術の高さに加え、
お客様との縁も大切にしているからこそ、
インターネットで購入する人が増えている時代でも
渡辺印房を選ぶお客様が絶えないのだろう。

自分の「証」である印鑑。
大切なものだからこそ、
作り手の顔が見えるお店で買いたい。
そんな人には迷わずおすすめしたい。

大人になった自分へのご褒美に
大事な決断の時、隣にいてくれる心強い相棒として

いつか「大人」になる子供へ
いつでもそっと見守っていることを伝える証として

世界で一つの印鑑は、
その持ち主が
「世界で一人」の大切な存在であることを
そっと伝えてくれるだろう。
銚子で見つけた幸せ
「日の出の瞬間」
お日様が昇るというのは一日の始まりであり当たり前のことだけれども、やはりありがたい。初日の出を毎年見に行く。日の出を誰よりも早く拝むことができる。平和な一日をスタートさせることができる。それを味わえる幸せ。

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渡辺印房

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