木ノ内悦子さん【Green café 月音】

木ノ内悦子さん【Green café 月音】

「食べることは生きること」

手軽で安価であることがもてはやされがちな現代の中で、身体や地球に優しい食生活とは何かを伝えるためにひたむきに活動している人がいる。
マクロビオティックをとりいれたGreen café月音の店主 木ノ内悦子さん(以下 木ノ内さん)だ。

マクロビオティック(以下 マクロビ)とは、“自然と調和した命の在り方”という意味の造語で、自然に即し、無農薬や自然農法の穀物・野菜・海草を中心とする食事を通して健康な暮らしを実現する考え方だ。

月音ではマクロビをとりいれた食事を提供しているだけではなく、クッキングクラスを開催してその人に合った食生活を見つけられるようにサポートしている。

しかし木ノ内さん自身、そもそも食生活に関心が高いわけではなった。

銚子の出身。
飯沼小学校、銚子第三中学校、市立銚子高校を卒業後、東京で就職。
ストレスが多く、不摂生に過ごしていた。
それがたたったのか体調を崩し、「元々食べることが大好きだったのに、おいしいものをおいしいと感じられなくなってしまった。」そう。

10年ほどで銚子に戻り、健康を取り戻したいと模索していたときにマクロビと出会った。
表面的なものではなく、理論的に深く食生活を考え実践するスタイルに共感し、引きこまれた。
体調はみるみる回復し、持病のアトピーが完治。
食生活の大切さを実感し、多くの人に知ってもらいたいとさらに勉強をすることに。
マクロビの創始者が設立したリマクッキングスクールの師範科を卒業、KIJ認定マクロビオティックアドバイザーを取得した。
そうしてまずは、自宅でマクロビの教室を始めた。
しかしなかなか浸透せず、生徒が集まらなかった。
銚子は食材が豊富であるがゆえ、その質には関心を持ちにくいと感じた。
そこで2013年より、オーガニックイベントとして“海と月のグリーンマーケット”を主催、2014年 月音を開店させた。
「イベントに来てもらったり、カフェで食事をしてもらったりすることで、やっと少しずつマクロビに関心を持つ人が増えてきた。」と感じるそう。

いざ始めようとすると、ハードルが高い気がしてしまう。
しかし「元々不摂生だったわたしができたのだから、誰でもできます。
ストイックでつらいものではなく、マクロビは楽しいです。」と言う。
例えば、木ノ内さん自身は肉や魚はほとんど食べないが、食べてはいけないというルールがあるわけではない。
自分自身の体調と相談しながら、食べたいときは食べても構わない。
その人のライフスタイルに合わせて無理なくとりいれていけばよいのだそうだ。
「一気に全部かえようとするとなかなか踏み出せないので、まずはひとつかえてみる。
それができたらもうひとつ。
そうしているといつのまにかできることが増えている。
最初は調味料をオーガニックのものにかえてみるのがおすすめです。」
食材の選び方をかえるだけではなく、手作りの魅力を伝えていきたいと話し、今後は、味噌や醤油などをハンドメイドする教室を増やしていく予定だ。

銚子に帰ってきて、“海の近くで暮らせる”ことが嬉しい。
「海をみていると癒やされます。海は命の源。
自分の心の声をきいていると、それが奥のほうで根付いているような気がします。
農薬や添加物を減らすことは体調だけでなく、地球環境を守ることでもあります。
豊かな海や自然を次世代に残していくためにも、マクロビの考え方を多くの人に知ってもらいたいです。」

木ノ内さんの願いは“マクロビ”という言葉自体を覚えてもらうことではない。
マクロビを通して、自分で食べたものはどこで、どうやってつくられたのか、食生活を見つめなおすこと。
それはきっと身体のこと、地球のことを考え、未来を繋いでいくこと。
月音に行けば、そのヒントに出会える気がする。

銚子でみつけた幸せ
「海の近くで暮らせる」

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