吉川徹さん【(有)吉川陶器店】

吉川徹さん【(有)吉川陶器店】

商店街にある陶器店。
馴染みのないわたしは、敷居が高い気がしていた。
しかし、取材に伺ってみたら、なんだか“わざわざ”陶器店に行きたくなってきた!
銚子で暮らすのが楽しくなってきた!
そんなわくわくをくれたのは吉川陶器店の店主 吉川徹さん(以下 吉川さん)。

店内にはところせましと陶器のお皿やグラス・キッチン雑貨などが並ぶ。
「陶器は同じようにつくっても、天気や温度などによって微妙に違いができ、一点一点違うところが魅力。
特に日本の陶器は、形や色・素材が様々で、食事のときにはいろいろなものを組み合わせてつかう柔軟性があり、奥が深いです。」

その魅力を存分に堪能できるのが、吉川さんが運営しているホームページやインスタグラム。
英語でも閲覧できるようになっており、陶器の素晴らしさを世界に発信している。
料理好きという吉川さんの手作りメニューが盛り付けられていたり、インテリアやキャンドルホルダーとして飾られていたり…
おせちの小皿代わりにぐいのみをつかうなど、斬新なアイデアも。
「プラスチックのお皿とお箸でも役割は果たせるかもしれませんが、陶器をつかうことで食事の美味しさがより増すように感じます。
例えば黄色くなりがちな洋食の盛り付けには、青い模様の陶器をつかえばそれが色味になり彩り豊かになります。」
自身で撮影しているそうだが、陶器がとてもいきいきしている。
(ただ写真撮影してから食事が始まるので、時間がかかると家族から苦情がでるときもあるとか。笑)

そんな吉川さんは銚子出身。
興野(現 双葉)小学校、銚子第四(現 銚子)中学校、市立銚子高校を経て海外留学。
その後は都内で勤務していたが、2000年に銚子にUターンし、実家である吉川陶器店を継いだ。
帰ってきたとき、人口減少や大型店参入で、これまでと同じようにしていてもビジネスは難しいと感じたそう。

そこで始めたのが、インターネット販売。
日本の陶器を海外へ、海外の陶器を日本へ紹介している。
「いいから売れるわけではない。時代に合わせていくことが必要。」と新たな顧客に向けて積極的に営業している。
今後は誰でも仕入れられるものではなく、一点物やこだわりのものを増やしていきたいと考えている。

さらに銚子ポルトガル友好協会・銚子銀座商店街の会員としても活動。
銚子1万匹いわし絵コンクールを主催したり、毎月第4日曜日に銚子観音・門前軽トラ市を開催したりしている。
「人口減少により、絶対的な消費者数が減っている。
商店街といっても店舗が減って、お客さんの流れが点と点になってきてしまっている。
イベントがあることで線ができ、楽しんでもらいながら、遠方や初めてくる人の足を運ぶきっかけになればと思っています。」
品揃えや価格では大型店に敵わないが、独自のサービスやイベントで商店街ならではの魅力を伝えていきたいと話す。

また「“渋滞がない”銚子が好き。」と言う。
自分のペースで移動できることは、自分のペースで暮らすことにも繋がっている。
都会にいると急かされているような気持ちになることがあるけど、銚子にいると急ぐ理由はそんなにありません。
ぶらっと寄って、店員さんと話して、ひとりで探していたら選ばなかったようなものを買ってみる。
そんなことがとても温かく感じられる。

量販店であらゆるものが揃うと思っていたけど、こうやって店主さんの人柄に触れられるのは商店街のお店ならでは。
“わざわざ”商店街に来たくなる理由がここにあった。
素敵な店主さんと一緒に選んだ陶器をつかえば、それだけで食事が美味しくなりそう。

銚子でみつけた幸せ
「渋滞がない」

関連情報

img23

(有)吉川陶器店

カテゴリ:MISE

img23

マカイバリ茶園 オーガニックダージリン紅茶 クラシック 【㈱吉川陶器店】

カテゴリ:MONO

img23

飯沼観音

カテゴリ:BASHO

img23

フタバ薬局

カテゴリ:MISE