伊藤重明さん【(有)伊藤京呉服店】

伊藤重明さん【(有)伊藤京呉服店】

銚子駅から徒歩10分程の距離。
ウィンドウには、歩いていると思わず目を奪われる、華やかな着物がディスプレイされている。
(有)伊藤京呉服店の伊藤重明さんは、銚子で100年以上続く伝統を守る4代目だ。
呉服店というと普段立ち寄るには少し敷居が高く感じてしまうが、伊藤さんがお話される穏やかな雰囲気からはとても誠実で真面目な方だということが伝わり、なんだかほっとした。

曽祖父から続く家業を継いで4代目となり、日々人と人とのつながりを大切にお店を営んできた。
仕事をする上で意識するのは、商売に正直であるということ。
お客様を大切にすること。
歴史ある伝統をつないでいる方の言葉には重みがある。

呉服だったらなんでも揃っているという店内。
呉服の加工・洗い張り・丸洗いなどのアフターケアも行っている。
着物で外を歩く人をあまりみかけなくなった近年、特別な日に身に付ける和服はより一層気持ちを晴れやかにしてくれる。
和服は手入れが大変というイメージだが、お店にお願いをしてしっかりメンテナンスすると長く着ることができるという。

お店では若い人に和服に興味を持ってもらうため、試行錯誤している。
着物のリフォーム・仕立て直しも行なっているので、お母さんの着物をお子さんが着たり、またさらにお孫さんへ、などという楽しみ方もできるそうだ。
着る機会自体は減ってきているのかもしれないが、成人式や結婚式など、和装が喜ばれる機会はまだまだ日本に根付いているはず。
伊藤さんも、お客様から成人式などで「きれいだった、立派だった」などと言ってもらえると、売って良かった、と喜びを感じるそう。
着物で他には負けない。
自信を込めてそう話す。
和装小物も置いており、銚子では数少ない特殊なバッグを取り扱っていることもお店の強みだ。

もともとは持ち込みの着物の染め直しなどを行うお店だったというが、その後呉服屋になってからも長年の伝統を守ってお店を続けてきたことは並大抵のことではないだろう。
ここまで誠実に続けてこられた支えは、やはり家族。
家族と過ごしている時間が一番幸せを感じる瞬間だとお話してくれた。

伊藤さんは趣味でマラソンもされている。
銚子ハーフマラソンにも参加し、なんと3年連続で完走しているという。
「こういった地域のイベントでも地域通貨の宣伝などをできたりすると、もっと認知度が上がると思います。地域性を出し、地元でできることは地元でやっていける形が良いです。
銚子に貢献できる寄付も協力していきたいです。次の世代である子供たちが、大きくなってから銚子に帰って来られるような新しい事業に寄付を使ってほしいと思っています。」
地域貢献の活動についての質問にも、しっかりと銚子のこれからを考えて答えてくださった。
そんなお話からも銚子の人々との関わりを大切にしていることが感じられる。

「銚子のおすすめは君ヶ浜や銚子マリーナから見る夕日。1年を通して過ごしやすい事も魅力。」
長年同じ場所に住んでいると、見慣れた風景や生活が当たり前のようになってしまいがちだが、この魅力をお話してくださった伊藤さんは、銚子という故郷を愛し、先を見据えた活動を積極的に行っている。
伊藤さんに銚子のお話を聞きたい、ということをきっかけにお店に立ち寄り、和服を見せて頂くのもいいかもしれないと思った。

身につけると、普段とは少し違う自分になったような気分を味わえる和装。
伊藤さんのお話を通して、もっと日本人の文化として誇りに思い、大切にしたいと感じた。

銚子で見つけた幸せ
「家族と過ごしているとき」

関連情報

img23

(有)伊藤京呉服店

カテゴリ:MISE

img23

Think Bee! 各種バッグ【(有)伊藤京呉服店】

カテゴリ:MONO

img23

銚子大橋

カテゴリ:BASHO

img23

若宮八幡神社

カテゴリ:BASHO